
清らかな雪解けの湧水が育む、別宮の棚田米。
べっくう
別宮 棚田米
(べっくう)
和食との相性が良いアキタコマチ。
平安時代の歌人「小野小町」にちなみ名づけられたお米「アキタコマチ」。
コシヒカリを親に持つアキタコマチは、コシヒカリ譲りの味の良さを誇ります。香りもよく、粘りもありモチモチとした食感の良さが特徴で、旨み・甘み・粘り・歯ごたえなどバランスが非常に良いお米です。
他のお米に比べ水分含有量が多く、炊き立てはもちろん“冷めてもふっくらしておいしい”という特徴も持ち合わせています。お弁当やおにぎりなどを頻繁に作られるご家庭にはぜひ食べ比べていただきたい品種です。
アキタコマチに合う料理は、繊細で比較的薄味の和食との相性が非常に良く、お刺身やお寿司など素材の味を活かした料理にもおすすめです。また、おにぎり、うな重、丼ものにもおすすめできるお米です。

location
兵庫県の鉢伏山の中腹に広がる高原地帯に広がる別宮(べっくう)地区は、平安時代から幾百年もの時を重ねた悠久の棚田を守り続けてきました。
標高約700mに位置し、別宮の棚田からは兵庫県の最高峰氷ノ山(標高1,510m)が一望でき、氷ノ山で営巣している国の天然記念物「イヌワシ」が舞う姿も棚田から見ることができます。
高原を流れる澄んだ空気と、大カツラの根本から湧き出る清らかな雪解けの湧水をたたえる約130枚もの田んぼ。今に残る日本の原風景が残っています。
田んぼに水を張る時期は、水面に氷ノ山が逆さに映る「逆さ氷ノ山」が有名で多くの写真愛好家に親しまれています。
「棚田を棚田として守りたい」「氷ノ山を望みながら土を耕し、大カツラの湧き水で米を作る」。この思いのもと、地区では先祖から受け継いだ棚田を、誇りを持って守っています。



気候を知り尽くした農家によるお米作り
寒冷高地の気候は、平均気温が低いため栄養分が十分に分解されにくく一般的な農法では味が劣る傾向にありますが、養父市別宮地区では何世代にもわたり農地を守り続けてきた農家が多く、ベテラン米農家がこの土地に合った農法で甘みのある棚田米を栽培しています。